2007/01/21 00:00
#38086
shin yamanaka
キーマスター
母音唱法と中低音で顎が硬くなるのは、フレージング、あるいは音程差を声で表現する時に、 顎が動かないで固定していることと、中低音で声を響かせようという意識が強いためではないかと思います。 音程によって、当然声の響き方が変わるポイントがあるわけで、母音で歌っていたとしても、 自由に顎を動かすことで、声のチェンジやミックスを自由に感じて即応出来るようになれば 顎の硬さは必然的になくなるようになる、と思います。 例えば5度スケールで発声練習するとしたら、ドの響かせ方と最高音のソの響かせ方などは変わってくるように口の開け具合を調整します。 上の方が、声帯が開いた響きになっていくようにするために、口を開けていくことで、喉を開いて行く、あるいは軟口蓋も上げていくように、という具合です。 また、メゾソプラノだと中低音で深くすることで、中低音の響きを出すために、舌根を下げる力が顎にも働いて顎が硬くなるのでしょう。 中低音の響かせ具合にも注意してみてください。 あまり鳴らそうとしないででも、案外良く響いていることもありますし、鳴らそうとするとかえって喉を締めた中低音になることもあるでしょう。 歌詞発声のほうが硬くならないのは、子音を自由に使うことで、舌根も柔軟になっているのだと思います。 いろいろ試してみてください。