#37879
shin yamanaka
キーマスター

アリアですか?私の場合はどちらかというと現実的な対処を考えます。 まず発表会などでアリアを歌うことになると思いますが、声量とか発声は普通に考えればよいと思います。 オケ伴奏で歌うわけではないでしょう。 アリアだからといって突然声が大きくなったりするのも変な気がします。 そいうことも大切な面もあるにはありますが、もっと大切なことはその歌が自然な存在理由を持って歌われること、に尽きると思います。 アリアははっきりとしたストーリがある中で登場人物が感情表現を吐露する歌である、という、これまたはっきりした目的があるわけです。 だからオペラのストーリーをよく理解して登場人物の感情のありかたや 状態をまずよく理解すること。 そしてもちろんのことアリアの歌詞の意味を良く調べてください。 その上で音楽をよく観察してください。 テンポはどうなっているか?伴奏はどんな音楽か? 旋律は短調なのか長調なのか? どんな雰囲気なのか? その上で、改めてオペラのストーリーや歌われる場面のシチュエーションをもう一度振り返ってみてください。 そのときにそのアリアの音楽が合理的な存在理由を持って感じられれば、後は自然に歌えると思います。 くれぐれもとってつけたような演技や手振り身振りなどはしない方が良いと思います。 あくまでも自然に自発的に内から出てくるものを大切にしてください。 もちろん発声とか細かい技術的なことは普段のレッスンで教わりますよね。後は上記のことを丁寧にじっくり取り組んで自分の中で熟成させれば、結果的に声が上手く行かなくても良いステージになる可能性がありますよ。頑張ってください!