#37954
shin yamanaka
キーマスター

こんばんは。 ゲストさんは比較的に喉が強いようですね。 高音を張って歌うことが多いと、やはり顎の下の筋肉が疲れますね。 本来は首の後ろから喉頭を支える筋肉や背中の背筋、そして腰がしっかりしていれば、顎の下の筋肉をあまり使わなくても良いはずですが、 最初は使えていても、こちらも筋群ですから疲労すれば、喉周辺や舌根に頼ってしまいがちなものです。 高名なオペラ歌手でも失敗する時や調子が悪い時は、そういう状態に陥るのを見聞きしたことがあります。 もう一点は、良い発声状態かどうか?を考える時に、高音を出し続けていても、低音域に下りたときにきちっと低音の響きを再現できるかどうか? バリトンですとそれは特に大切なことだと思います。 そういう意味ではテノール以上に高音域(もちろんテノールよりは絶対的に低いですが)の出し方には注意が必要ですね。 それから高音域でもクレッシェンド、デクレッシェンドが出来る発声になっているかどうか? あるいはファルセットから実声に滑らかに変換できる声であるかどうか? 辺りでしょうか。 従って最後の質問のHibの声がどうか?ということは上記のことを考えてみてください。 また、出たとして音程も悪くないとしても、飛ばない声、ということもあります。 自分の中では聞こえているし、一所懸命出していても、奥まってしまって 聞こえてこない声もあるので、その辺りも加味して考えてみてください。