#37827
shin yamanaka
キーマスター

はじめまして。 人の喉は本当に千差万別なので、弱い人もいれば強い人もいます。 これは、教えている先生でないと分かりませんから、それは先生の言葉が一番強いわけです。 先生の立場になってみれば、責任がありますから生徒の喉を壊さないことは大切でしょう。 先生の言われた曲だけをやる、と決めなくても良いけれど、少なくとも先生から指示のあった曲は先生の言葉に従って勉強することと、自分で工夫をしてみることも必要でしょう。 問題は喉を壊したり、調子が悪くなってしまうことは極力避けたほうが良いですよということです。 一度喉を壊すと本当に大変です。 癖になりますし、調子が戻るのにとても時間がかかります。 その責任を自分できちっと引き受ける覚悟であれば、家で何をやろうとそれは勝手だと思います。 ただ、一度先生に納得が行かないことは聞いてみるべきでしょう。 先生によっては、のんびり教える人もいますし、深謀遠慮があって 高音をあまりやらないで、じっくり教える人もいるでしょう。 これは先生とのコミュニケーションの問題だと思います。 その上で私個人のやり方としては、早いうちからどんどん声は出させます。 ただ、いきなり3点Cを越えるところまではやりませんが。 それから、発声練習もやりますが、曲をどんどん見て行きます。 その生徒が譜読みが出来る条件と、声の条件によっては、どんどん 曲をやってもらうようにします。 ゲストさんの場合まだお若いので、先生も大切に育てたいのだと思いますが、プロになるという場合、どういう道筋を考えているのか分かりませんので何とも答えられません。 年齢的には若いと思いますが、現実的には音大卒業段階なので、オペラ研修所などに行き始めるくらいですね。 たとえば、プロといってもなるべく早く、何でも良いから飯が食える歌手になりたい、そのためなら、何でも歌うし、なんでもやりたい、のか、そうではなくて、声の練磨と自分の専門を見つけて育てて、長い人生のスパンで自分のモチヴェーションを大切にして、声楽を極めたい、のか? 幅がありますね。 単にお金になるかならないか、だけがイコール、プロとも言えないのが この世界の苦しいし、また深いところでもあります。