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    • #38027
      shin yamanaka
      キーマスター

      山中先生、こんばんは。 「頭声」と「鼻腔共鳴」について両者の特徴、違いなど 教えていただけますか? 頭声を意識すると、鼻腔も共鳴するような感覚なのですが、 その感覚はどうなのでしょうか?おかしいでしょうか。 高校時代「頭声」をみっちり訓練させられ、 今それを思い出して、「頭声」という視点から出してみると、 「鼻腔共鳴」も伴っているような感じ!なのです。 私は、多分ソプラノ、テノールではないと思います(:roll:)。 現在山中先生からレッスンを受けておりますが、 次回のレッスンまで待てないので、 こちらの掲示板から質問してみました。

    • #38028
      shin yamanaka
      キーマスター

      あなたはテノールではないのなら、女性ですね。 😀 頭声と言うのは声帯の振動の状態そのものを言う用語になります。 鼻腔共鳴というのは、ちょっと複雑ですが、イメージです。 実際は鼻腔共鳴と呼ばれているものは、鼻腔で共鳴しているわけではないそうですが、あたかも共鳴しているように感じるから、そう呼ばれるわけです。 そのことを書くと複雑で長くなって、訳がわからないと思いますので敢えて書きません。 頭声と呼ぶものは、一般的には、芯のない、開いた、漂うような声のことで、主に高音域の声の出方の一つの在り方と思ってもらえれば良いでしょう。 声帯は良く伸ばされれば、当然薄くなりますが、中央付近が少し隙間が空きます。そんな状態です。 薄く延ばされてますから、響きも薄い軽いものなのです。 良く伸ばされるためには、喉頭が下に引っ張られ、上に引き上げられ、という状態が良くある必要があります。 俗に言う、あくびをする状態、というのがそれに当ります。 鼻腔共鳴は、高音域でもありますが、私がレッスンで良く言う場合は、主に中低音域です。 中低音域は、気をつけないとピッチが下がりやすいです。 そうなると響き自体もこもって、いわゆる通りの悪い声の響きになります。 通りの悪い声は、力みますから喉にも悪いし、響きもますます悪くなりますね。 もっと効率よく出さなければならないです。 中低音域も高音と同じく喉頭を上下に引き合ってバランスを取るわけですが、そのバランスは高音域よりも一般に弱くなります。 また、中低音の発声という特性上、下に引っ張られる傾向が自ずと強くなるのです。 ですから、その分、上に引っ張る力を強くしましょう、ということです。 そのために、ハミングの練習をしたり、半母音でかつ狭い母音のウとかUウムラウト、とか、イなどでも、口を横に引かない丸い口のイなどで練習をして、声の響きが上顎から上で響くように練習をするわけです。

    • #38029
      shin yamanaka
      キーマスター

      お返事、ありがとうございました。 言葉にすると難しいのですね。 なんとなく解りました。 自分のワンパターンの感覚を脱しなくてはいけないのですね。 他の生徒さんのレッスンを見学したいと思ってしまいました。 よくあくびの状態で声を出す、と聞きますが、 本気であくびをすると喉にかなり力が入るのですが、いいのかな。 でも、このとき声帯は一番長い状態なのですね。 声帯が伸びるとか隙間が開くとか、 皮膚が透明で声帯が良く見えたらコントロールも可能なのでしょうね。 素人の声帯も一流のプロの方の声帯と全く変わらないのだと思いますが、 その声帯の使い方、体の使い方なのですね。 声帯が綺麗に振動してくれるように口の開け方や母音などで 感覚をつかめる様に頑張りたいと思います。

    • #38030
      shin yamanaka
      キーマスター

      あくびの状態を強くすると、喉に力が入っているのは、実際は喉ではなくて、顎や舌根でしょう。 また、あくび、という方法も曲者で、間違った方法でやり過ぎると問題が多いです。 良く言われるのは、あくびをかみ殺す感じです。 要するに、下あごをあまり降ろさない感じですね。 あくびをするように、という指導は良くやることですが、 あくびを意識すると、一般に軟口蓋側を上げないで、舌根だけを下げようとすることが多いのです。 これが実は結構やっかいな問題なのです。 喉を下げるエネルギーよりも、軟口蓋を上げる方にエネルギーを傾けることは有効だと思います。 というのも、軟口蓋側の喉頭引き上げ筋を開発するのは、日本人の場合、日常生活ではほとんど使わないことなので、なかなか身に付けることが難しいからなのです。

    • #38031
      shin yamanaka
      キーマスター

      《喉頭引き上げ筋》の意識ですね。 普段あまり意識していませんでした。 「頭声」と「鼻腔共鳴」と「喉頭引き上げ筋」とセットで、 練習してみます。変わるといいのですが。 ありがとうございました。 それから、いつもレッスンノート、ありがとうござます。 先生もあまり無理されませんよう夜は早くお休みください。

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