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    • #37617
      shin yamanaka
      キーマスター

      こんにちわ。どうも初めまして。 大学4年間卒業して今院一年生に在学中の男です。23歳です。声種はバリトンで今勉強しています。 でも、はっきりいって自分の声種がよくわからないです。といいますのは、僕は声の響きは高いです。しゃべっている声を聴くとだいたいの方々は「テノールですか?」と訊ねて来ます。歌う時には中音域、低音域を「無理をして鳴らそう」としているので、不自然な声になってしまいます。(特にアリア。) 逆に高音はc~fis、あたりは特に問題なくでます。 そうすれば、テノールになればいいといった話になるのですが、音域が狭くてそうもいかないです。 普通の高さのE(表現が悪くてゴメンナサイ。)辺りから、少し低くて自然には鳴らなくなってきます。  喉をすっかりと落とすと低い音は全く低い意識はなく、低い(オクターブ下の)d・e位まで出るようになります。 ついている先生はバリトンですが、一度だけテノールの先生にレッスンを受けたことがあります。その時に「しゃべるところからはじめて、無理に自分の合わないような声を作ろうとしても変になるだけだから、できるだけ自然に」といわれました。このときに全く胸声におとすとか色々考えずにやったらとても気持ちがよく歌えました。ただいつもに比べるととても軽く、なんだか「こんな感じでバリトンのアリアを歌ってもいいのかな?」みたいな気持ちはありました。が、なにせ気持ちよくて、自分の声はあまりきこえませんでしたし、あまり考えませんでした。 この次の日にいつものバリトンの先生にレッスンを受けたら「今日はとても声が前に当たっていて、非常によいです。」といわれたんです。 結局「バリトンだから。」と思い、本来高い声質なのに自ら声を作り過ぎて不自然になってしまい自分を苦しめてしまっているのですが、たとえ多少バリトンぽくない声だとしても本来の「しゃべっている所」で歌うような感覚でも悪くないでしょうか? それともそれ(しゃべっているところで歌う)はテノールの方の考え方なのでしょうか? それとも僕がただの考えすぎなのでしょうか? でも僕は自然にでる声が自然な音楽や自然な呼吸を生むと思っているので、なんだか色々なことを考えていたらわからなくなってしまいました。。 本当によく分からない文章で申し訳ありません・。

    • #37618
      shin yamanaka
      キーマスター

      はじめまして。 やまなか@モデレーターです。 非常に良く分かるご質問です。 というのも、私もまったく同じ経験をしたからです。 声楽を学ぶ多くの日本人男性が同じ苦労をされるのではないでしょうか。 まず、おっしゃっている現在の方向性は良いと思います。 ただ、そのままでは本当の響きは洗練された声質に繋がっていかないと思います。 声は作る、という要素もやはり必要だと思います。 ただ、最初に作ることで悪い要素が出てしまったのであれば 一度戻して自然なところから素朴に始める、というのは 合理的な選択でしょう。 声種と言うのはプロでやっていく場合、お座敷のかかる多さなどにも関わるしまたレパートリーも重要なので(オペラなのか宗教系かまたは古楽などか)これはまた発声そのものの問題とは別に 決めなければいけないし、考えるべき問題です。 どういう歌を歌って行きたいか?どういう仕事をしていきたいか、どうしたいか?だと思います。 喉を落とせば下のD~Eまで出るというのであれば、バリトンをやっても良いと思います。 その辺は上のFisから上を出すのもあまり苦労がないか、とても大変になるかの違いにもよりますし 例えば、ファルセットであれば更にオクターブ上のFくらいまで出るのであれば、テノールも挑戦出来るでしょう。 後はテノールのアリアを歌いたくて仕方がない、何とかHiCを出したいなどというモチヴェーションが鍵でしょう。 多分、普段バリトンの先生はあなたの声を聴いて、もがもがしているし、何と言えば良いか困ったのでしょう。 狭い範囲の音域でも力まないで自然に発声できることから始めていかないと、物事始まらないのも事実なので、テノールの先生は賢いと思います。 また、実際普段の喋る感覚で、というサジェスチョンが効いたから喉がリラックス出来たのでしょう。 そのことで、声帯がピンとしてまずは当たった声になったのでしょう。 声はまず当たる声が出ることが大切です。 声が当たることから、呼吸も合わせて良くなるはずです。 呼吸と声の出方は密接で切り離せませんので。 そういうところから楽でも軽くても良いからもう一度始めて歌って行ってください。 そして歌っていく中から、今度は例えば低音に行く時はおっしゃるように声の切り替え、落とすことも必要でしょう。 現在の方法で慣れてきてから、徐々に喉を開いて胸声の響きを自然に出せるようになってください。 自然な胸声は決して無理に鳴らさなくても出来ますから、恐らく現在は喉で力んでしまっているのだと思います。 姿勢もありますし下顎の楽な降ろし方もあります。お腹の力の使い方もあります。 喉を落としただけだと、喉に負担になりますし響きが悪いので、喉頭の置き所を決めること、 そのための姿勢お腹の使い方なども、覚えて行ってください。 バリトンでやっていくのでしたら、現在の自然な発声から少しずつ低音を伸ばしてください。 そこから更にもう一度中音域をその声で延ばしていくことで、自然に太味のあるバリトンらしい 響きは作ることが出来ると思います。 バリトンの声を得るのは、余程本来の持ち声がない限り、時間がかかると思います。 頑張ってください!

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