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2006/01/02 00:00 #37928shin yamanakaキーマスター
テナーセカンドとして合唱をやっているのですが、歌うときに喉仏が上がってしまいます。じゃあ支えができてないのかなと思って腹式の練習をしてるのですが、それでも歌うときに喉仏が上がってしまいます。歌に腹がつかえていないことが原因だと思うのですが、こういった場合どういった練習法が効果的でしょうか? 音大の友達とかに聞いても、気にしないで歌え、考えすぎ。みたいなこと言われるのですが、今の発声では高音が全然でないので困っています。
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2006/01/03 00:00 #37929shin yamanakaキーマスター
喉仏が上がることだけを気にしない方が良いと思います。 高音はどちらかというと喉仏が上がる傾向にあります。 恐らく質問から推察するに、喉仏を下げないようにするあまりに、舌根で 無理やり押し下げようとしているのではないですか? そのために、喉が自然に上がろうとしているのにそれを押さえ込むから高音が出ないのだと思います。 声のチェンジを意識する領域に入っても、声を張る意識が強いままだと そのまま高音は伸びないです。 母音で発声をすると、どうしても高音は喉に力みが出てしまいなかなか難しいですね。 最初はハミングで喉に力を入れずに鼻腔だけで響かすようにして音程を大切に響きを出すように練習してみてください。 ただし、ハミングでも口を開けたハミングでやってみてください。 舌先をその時に上につけてやってみても良いでしょう。 そうすると、母音で力んだような出し方では立ち行かないことが感覚的、身体的に分かると思います。 特に1点Fくらいから上になったら、ハミングでもファルセットあるいはファルセットが混じったような出し方でないと、音程が出ないし響きも出しにくいでしょう。 そういう喉の状態を覚えてからハミングを母音に変換するようにして、少しずつ母音の出し方を覚えて行きます。 あるいは、口を開けないで発声する方法。 鉛筆か割り箸か指か何でも良いですが、口先を少しだけ開いたくらいにして、顎を下ろさないで発声してみてください。 その際に、上顎から上、あるいは脳天で声を出すように意識してみてください。それから舌先が奥に引っ込まないようにしてください。 それで母音のアを発声しようとすれば、どうしてもッア~とは出ないでしょう。少しンが混じったような声でンア~となる傾向だと思います。 フランス語の鼻母音の感じです。 そうしないと、まともにアーと張った声では出しにくいはずです。 そういう時に喉の感覚を感じると、いかに喉で力んでいるか?ということが分かると思います。 或いは母音ならエの母音でやってみてください。 それもッエ~ではなくて、鼻腔を意識してンエ~という具合に。 フランス語の鼻母音の感じです。 確かに腹のついた声の必要がありますが、これも勘違いが多くて 腹のついた声イコール大きな声になってしまうことが往々にしてあります。 支えというのは、呼吸と声の関係が自然に出来ていて、力まなくても 呼気をちょっと使うだけで声が楽に響く状態のことを言うのです。
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2006/01/03 00:00 #37930shin yamanakaキーマスター
やはりムリに喉仏を下げようとするのはよくないのですね。ご指摘された通り、喉が自然に上がるのさえ押さえ込もうとしていたのだと思います。 高音はファルセット混ざりのような声で出す、とあるのですが、やってみると芯のない浮いたような声質(声量もない)になってしまうのですが、これは練習しているうちに改善されていくものなのでしょうか? 腹式の練習をする際には、横隔膜を支えるとかは特に気にしないでもよいのでしょうか?練習してるうちに何がなんだかわからなくなってしまいまして。。。 それと私の場合腹があまりへっこまずに、逆につっぱる感じになるのですが、これはダメなんでしょうか?周りにはつっぱるようにする人と、普通にへこます人がいて、どっちが正しいんだろうと思いまして。。
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2006/01/03 00:00 #37931shin yamanakaキーマスター
ファルセットで芯のついたように歌うには息の方向性、声のあてどころをはっきり意識しないと上手く行かないでしょう。 自分の場合声を前にあるいは後ろ、どちらでも良いですが方向がはっきりしていることです。必然的に実はその時に喉が下がり気味になります。 ただ、この意味は喉を下げるのが目的ではないことを良く分かってください。 お腹は声を出す際に息を吐く強さが必要なので、結果的に上腹部が少し中に入る感じになりますが、入れるのか?出すのか?という肉体の結果的、表面的なことに拘らないで、やってください。 ただし、しっかり支えのあるいわゆる腹から出す声は、下腹部あるいは腰をしっかり支える状態は必要でしょうね。 ですから、またしても結果論ですが、お腹は引っ込める要素も硬くする要素も同時にある、ともいえるでしょう。 非常に素朴なレベルでいえば、大きな声を出す時に腹に力を入れる要素っていうのはやはりあるわけです。まるで力を入れないということはありえないと思います。 ただし、それだけだと喉が非常に狭い音域の出し方に固着化してしまうわけです。 我々が扱っているのは応援団の声ではなくて、非常に幅の広い音域を PPからFFまで複雑なフレーズを縦横無尽に歌わなければならないわけです。 ということは瞬時に大声から小声への変化も必要だし、音楽としての 柔らかいが良く響く声が必要なわけです。 ということはどう考えたって喉が固定化されていては上手く行くはずがありません。 また、これは呼気の扱い方に関しても当然に繊細なものが要求されるわけです。また、喉自体も硬く突っ張ってしまっては上手く行きません。 そういう肉体的な柔軟さは、楽器を扱う人たちとまったく同じでしょう。 さてどうしましょう?どう考えたって音楽の歌の要素で自然に体が反応してくれないと、そんな繊細なことを単に肉体のコントロールと言う観点だけで把握しきれるものではないですよね。 お腹は硬くしてはいけない?出す?引っ込める?一体どっちだよ? という疑問は肉体的なコントロールという観点だけに絡め取られてしまっているからだと思います。 そういう時はまず身体の使い方を意識しないで、歌うことに専念してみてください。 大きく朗々と歌うのか?綺麗な響きで淡々と歌うのか? ささやくように歌うのか?男らしく歌うのか?女性的な優しさに満ちて歌うのか? まずは、そういう意識を呼び起こしてみてください。 その上で、それでもどうも上手く行かない理由は何なのか? そこからもう一度肉体のコントロールの問題を考えて見ましょうよ。
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