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    • #37988
      shin yamanaka
      キーマスター

      山中先生 いつも楽しみにレッスンノートやブログなど拝見し、勉強させて頂いております。 ソプラノ修行中のカンパネラと申します。 先日とても響きの悪い場所で、歌う事があったのですが(小さなコンクールでした)、何しろ修行不足、経験不足で、自分の声がどのように響いているのか全く分かりませんでした・・・。 しかし、何かとても喉で強く押していたのではないか・・・という事だけは、少し後から自覚できました。 先生、このような条件の場所で歌う時、どのようにすればよろしいでしょうか・・・。 どうぞ宜しくお願い致します・・。

    • #37989
      shin yamanaka
      キーマスター

      カンパネラさんお久しぶりです。こちらこそ長い間閲覧くださり感謝です。 良く聞かれることですが、ホールによる響きの違いと発声のこと。 発声そのものの問題と言うよりも、自分の一番良い時の身体感覚を明確に持っているか?という学習法のありかたと、経験の多さだと思います。それが発声の極意だよといわれればそうかもしれませんが。 例えば、人によっては響く所ほど、がなってしまう場合もあるのです。響かないから声を押してしまうとも限らず、むしろ悪い意味で 出さない声になって、積極性が失われてしまうこともありますね。 基本的にしっかり出す声、フォルテの声の時に、音域の違いも加味した上で、身体の中でどう響きを感じているか?それは外で反響した声が耳に聞こえてくる声ではなくて、身体そのものにどう響いているか?身体の中でどう感じているか? という部分、身体感覚を覚えておくことが大切です。 それはお腹の力の入れ具合や、身体全体の緊張感も含めた感覚です。 それがきちんとあれば、結果的に響くところで歌おうが、響かないところで歌おうが、あまり関係なく自分の声の調子を保てます。 ですから、人によって傾向が違うので、一般論では言えません。 カンパネラさんが声をしっかり出す傾向の人なら、どちらかというと心配がないのですが、むしろ出さない人、響きが確立していない人の場合、かえって押さないようにとか、消極的になって ますます悪い結果を招くということを心配します。

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