はじめまして。 音大だと早くから見極めなければならないので大変ですね。 丹田に力を入れる使い方、というのは、へそから下の部分をへこませて少し力が入った状態です。 目的は、ブレスや発声に大切な横隔膜の働き、あるいは働かせるための準備状態を作る、というようなことです。 この部分が緩んでいますと、横隔膜も準備でき難いですし、歌っているときの微妙な息のコントロールが付きにくいと思います。 ただ、言葉で書くと簡単ですが、この下腹部、丹田をしっかりさせるための方法はなかなか難しいですね。 人によっては、お尻に力を入れるという人もいますし、あるいは肛門!を締めるようにとかいう感じもあるかもしれません。 私の場合は、胃の辺りを出すようにすると、逆に丹田が引っ込むという感じも持ちますし、あるいは脇腹を横に張り出すようにしても、この丹田、下腹部がひっこみますね。 意外と女性はこの丹田がしっかりしないことが多いです。 というのも、実はこの部分は力仕事などで、重いものを持つ時に使うところだからです。 声と言うのは原始的なところで、この重いものをしっかり持つ筋群を使うのです。 ですから、例えばわざと重いものを持ち上げてみることもイメージに役立つかも知れませんね。