約2か月ほどのコロナ休暇と夏休みを経て、一回目の練習日となった。
発声練習は、5度スケールの下降形、3和音のアルペジョの上行形、そして5度スケールの上行形といういつものパターン。
発声の声は良く揃ってピッチもきれいであった。

久しぶりの練習なので、これまでの曲を総ざらいした。
1曲目が、フォーレのAve verum corpus
課題は、ソプラノが中高音の換声点前あたりを歌うと必然的にテンポが重くなる点を注意。
なるべくIn tempoで遅くならないようにということ。

あと、これもソプラノの発声の課題だが、5点Cつまりト音記号5線内の上のC音の声が音程が決まりにくいこと。
悪い意味で脱力してファルセットのように出すと、音程が不明瞭になるので、軟口蓋を意識してそこから上に少し突き上げるように声を当てると良いだろう。

そして次はPavane
これはピアノ曲のようなもので、合唱面の難しさというよりも、フランス語の発音の明瞭さ、欲を言えば美しさを課題としたい。
そのため、冒頭から読みの練習をした。
練習後の歌は、やはり発音が明瞭になる。

最後に休み直前に渡した、Maria mater gratie
フォーレらしい明るく美しい曲で心が洗われるようである。
ラテン語で一回歌ったが、やはり読みを正確に。
特に単語の単位が音符の書きかたで不明瞭になる個所に注意である。
つまり一単語の単位をしっかり意識することは大事であること。