2022年3月23日の合唱団乙女座の練習。
マスク着用で練習。
10分程、リラックスした準備運動をしてから発声練習を10分程。
下降形5度スケール、上行形アルペジオ、上行形5度スケールを練習。
その後、これまでになく珍しく11:20分くらいまで30分以上休みなしで練習した。
・曲の練習
今回もアントニーニのKirie eleisonと、La mia stellaの2曲を練習。
Kirie eleisonは、ピアノ伴奏をゆっくりにしたせいか?聴いている限りではこの曲の美点が感じられた。
ホモフォニックな音楽のふくらみのようなものが、2声部で10人いないメンバーでも可能だと思った。
La mia stellaは、改めてイタリア語の読みの練習を一通り行った。
私が読んで後から真似してもらう形である。
イタリア語のアクセントは、最後についている場合もあり、その場合は該当アルファベットの上にアクセント記号が付いている。
これを間違わないように注意。
また大事なことは、イタリア語らしさ。それは明るいA母音と、狭いU母音の違い。
そして出来る限りRを巻き舌で行うこと。
特に二重子音のRである、TerraなどのRは、しっかり巻き舌で表現できること。
母音の特徴を表現出来ないと、わざわざ外国語で歌う意味がなくなる、ということを話した。
ただ現状では、一所懸命発音して歌うと、頭声が抜けてピッチの悪い歌声になりがち。
ただ、やらない事には身につかないので、ここはどちらを取るか?の選択になるが、私は声だけを取りたくないのである。
最後に、フォーレのAve verum corpusを練習。
アントニーニの曲から比べると、当たり前だが古典的で厳しい音楽であることを実感した。
同じ西洋音楽でも、フォーレのそれは良い意味で西洋ということを否応もなく実感させられる。
ソプラノに一人新たにメンバーが加わっているが、それだけで響きに厚みが出来て効果的であることを実感した。
最後のページのAmenのA母音で始まることは要注意事項。
舌が引っ込みやすい母音のため、暗くなって音程が♭気味になるためである。
また、ソプラノの最後のAmenのE母音で伸ばす声も、出し過ぎで音程が♭になる点に注意。