いつも通りに準備運動をしてから、発声練習。
下降形5度で始め上行5度のアルペジオ、そしてオクターブのアルペジオを行い、最後に上行の5度スケールを5点Eを上限で行った。

練習した曲は「椰子の実」と「からたちの花」
「椰子の実」は3部でありソプラノの上行フレーズの音程感を注意した。
特に5点Cから上に上がる際、声がチェンジしやすいのだが、楽に歌うと音程感が緩くなる。

跳躍音程が5度くらいの上側は特に注意が必要。
言い方を変えると、優しく歌わない事。

逆にアルトは4点C音の音程感に注意を。こちらはピッチが下がらないように。
またいつも注意するように、上から下降するときの低音側音程を落とさないように、響きを保つこと。

メゾソプラノは、ピッチを高めにしないで、むしろ低めにすることで音程幅が広がった方が、3声部の違いが明快になる。
和音として溶け合う必要もあるのだが、人数が少ない当団の場合は、声部の違いを表現した方が良いと考えたからである。

「からたちの花」も練習内容はまったく同じであった。

全体に言えることは、アカペラで歌うのであれば、より適正なピッチで歌えることがシビアに要求されるであろう。
それが出来た上で、フレーズを歌うテンポ感を身に着けて行きたい。