合唱団乙女座の演奏風景

乙女座の通常練習

発声練習はいつもながら、声質とピッチが良く合った声であった。
単純なアルペジオであったり、スケールで単母音で行うからだろう。
実際の歌は歌詞がつくため、歌詞をどう音符とそのリズムに乗せるか?という点が難しい。

「椰子の実」

ソプラノ1名のみで始めて、どうなるか?と思ったが予想外にハモっていた。
ソプラノは無理な声を出さない点が、かえって良かったのかもしれない。
その後もう一名のソプラノが到着してバランスも良くなったので、本番はこのまま行けると思う。
全体的にとても良く歌えていると思う。

「からたちの花」

これも基本的に良く歌えている。
今回はさらに細かく診て行った。
3声部の入りがきちっと合っているかどうか?
そういうタイミングを要求される個所がいくつかある。
その前のブレスのタイミングから合わせなければいけない。

この曲は音楽の変化もかなりある。
悪い意味で音符通り歌うと、情趣が出ない。
語りの調子、その速度感の変化が必要になる。
その点は、伴奏ピアノの腕次第でもある。
指揮者が指示を出すが、伴奏が出来なければ歌も乗れないからである。

フォーレ「アヴェ・マリア」

ソプラノがアルトにコンバートされたので、あらためて譜読みの練習となった。
A母音だけで歌った。

特に大事なのはアルトパートの低音のピッチである。
地声傾向になりやすいのは、声量を意識するから。
つまり歌い過ぎるからである。
響きを高く意識して小さい声で歌うように。
本番ではこの曲は歌わないので、気長に練習していければ良いと思う。