今回、初めて大手ブログから記事を書くようになりましたが、管理がし易いため、結果的に更新頻度が上がりそうです。ブログは気軽に書けること、が一番大切ですね。

前回の軟口蓋発声に関係あることですが、ブレスと発声は一対で、どちらがどうとは言えないくらい密接な関係にあります。両者は密接で、切り離すことが出来ません。

このことを良く覚えておいてください。

ブレスは息を吸うためでもあり、発声を準備するためでもあります。

息の量よりも喉の状態を作ることに大きな意味があります。

良く云われる「あくびをする」状態が、このことを良く表しています。

息を吸う時に、ただ息そのものを吸うだけではなく、喉の奥に一種の真空状態のようなイメージを想起させる状態を作ります。

あくびをする意味は、このような喉の感覚を育てる(作る)ことが目的であり、決して喉を深くしたり軟口蓋を高くすることだけのためにあるのではありません。

イメージの言葉ばかりで申し訳ないですが、これが本当に出来ると、口奥に息の層で出来た声の響きが出来て、自在に声を操れる感じがして来ます。

そうなるからこそ、ブレスが長くなるわけです。

単に肺活量が多いからブレスが長いのではありません。

声の響きが、自分の身体と一体になる感覚が生まれるから、ブレスが伸びる身体感覚が生まれるのです。

軟口蓋を上げなさい、とか、喉を開けなさい、とか言うことをうるさく云うのは、こういう感覚を作り上げて行く過程のことだと思って下さい。