それで、下あごを引くように使うことと、軟口蓋とどう関係があるのよ?ということですね。
下あごをぶら~と下げないで、自分の耳に向けて引くように動かしてみてください。
どうなりますか?
実は頬が自然に上がるのです。そしてその形は実は微笑みの顔になるのです。
鏡の前で見ながら練習してみてください。
この場合、声を最初から出さないで、口の動きだけを練習してみるのです。
それで、一応母音をAと意識してみてください。
何度もやると判ると思いますが、これだけで自然にあくびしたブレスが出来るようになると思います。
口の開け方、あるいは喉を開く、とか軟口蓋を上げるというとき、最初に書いたとおり、喉を開くことと軟口蓋を開けることは対の行為だ、と書きましたが、この口の開け方をすると、下あごを後ろに引くから当然、喉は上がらないですね。
そして後ろに引くことで、頬が上がりますから、これも自然に軟口蓋が上がりやすい、表情筋を使うことになる。
喉と軟口蓋の両方を同時にコントロールする口の開け方、ということがいえると思います。