いかん、いかん・・と思いつつ半年更新を怠ってしまいました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
最近、発声法についても、ネットでも随分と素晴らしい記事を目にするようになりました。
私がネットに記事を出したころに比べると天と地の違いがあるように思います。
また、私自身も大いに啓発されることが多くなりました。
手前みそですが、私が教えるにあたって一番重視していることは、建前論や理屈だけで教えるのはなく、現実に対処する、ということです。
現実には実に様々な悪い癖を付けてしまった方々が大勢おられて、それらの人たちがどれほど苦労しているか?
~~が正しい発声である、という話や論は大いに結構ですが、では、実際どれほど、それらの癖に悩んでいる人たちを救済出来るのか?と言う点が、まだまだ欠落しているように思います。
癖、というものは、実は本人が気づいていればよいのですが、気づいていない場合がとても多いのです。
で、気づいてもらうためには、まったく違うことをやってみること、が一つの方法なのです。
概ね悪い癖が付いている場合は、発声に際して「気持ち良く息が吐けていない」こと。
それから「喉を絞めていること」の2つです。
発声というものは、ストレートな目的に向かうための練習方法と、このように癖を実感して
癖から出るためにやる一つの方法論があります。
そのための発声として、ハミング、そしてファルセットによる歌唱、というものが、有効になってくるのです。
続く・・・