第一歩という言葉の意味は始まりという意味です。

一つの方法だけで挑戦するのではなく、いろいろな方法を考えて各人の個性に合わせた方法を使うことが大事なのです。

1、ファルセット(裏声)でも5点F(ト音記号の一番上の線)以上が歌える人であれば、そのまま構わずに更に高い音がある曲を積極的に歌ってみてください。
様々な曲を歌いこんでいくうちに、自然に声に芯が付くようになるはずです。

2、5点F以上が出せなくなる人は、しばらく高音発声を必要とする曲を歌うことを中止して、
低めのキーで楽に歌うことを覚えてください。
その段階で、中低音の発声を変えて行きましょう。

3、高音まで出せるが大きな声でないと出せない人は、ファルセット(裏声)で出すことを覚えましょう。
舌の力を抜いて小さな鼻声、息声で歌ってみることで、きっかけをつかめると思います。

次回は、ある程度高音の出し方を覚えたが、コントロールが効かない人の訓練方法を書いてみます。