1、奥歯を噛み締めてやるハミング

奥歯を噛み締めてやるハミングは、なるべく鼻腔だけの響きを作る場合に有効です。
口を閉じたハミングでも、よく下顎を下げてモ~というようなハミングをすることがありますが、これは喉が下がってしまって、鼻腔の響きだけを練習できないです。

なぜ鼻腔だけの響きを練習するのか?というと、下顎で力んで発声するために、舌根に力が入り、喉を下げすぎる人。
喉を深くし過ぎて、響きがこもる、音程が♭になる、あるいは高音が出しづらい人、などに有効です。

ただ、その響きの良し悪しの判断は、初心者には難しいです。
あえて書くなら、ファルセットにならない範囲で、なるべく鼻腔に響きを入れて、前に集めるように出すこと、でしょうか。
響きに芯があることと、音程が良いことが、最低条件です。

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