声楽の発声で、あごの力みはいろいろな副作用を及ぼすので、注意が必要です。
具体的には、

まず、口の開き具合の基準をどう計るかという方法・・・

    1.天井を見る
    2.下顎の脱力に任せて口を開ける
    3.その状態のまま正面を見る

この状態が、あなたの口が開いた自然な状態です。
天井を向いた姿勢から、正面に戻すときに、大体の人が口を閉じてしまうので、この練習の際には下顎を固定する意識でやってみてください。

口を開くときの弊害の多くは、舌に力を入れることです。
特に舌先ではなく、舌の奥に力を入れてしまうことです。
この理由は、喉奥を深くする意識や、開こうという意識のせいです。

これは、良くないことなので注意してください。

舌の脱力を促すことが、難しいと感じるのであれば、むしろ舌先に力を少し入れて、下の歯の裏側を押すようにしてみるほうが、良いです。