日本人の歌うフランス語歌詞で、陥りがちな間違いについて。
日本の合唱団には、クールで始まる団体名が多いですね。
このクールは、実はフランス語で合唱を表わす、Choeurになります。
しかし、発音として「クール」は、まったく違います。
フランス語の同じ読み方で、Coeurは、心となりますが、これも同じ発音です。
フランス語の単語には、このOEとかEUで記される単語が非常に多いです。
この発音には十分気を付けてください。
*日本語的カタカナ語的に雑に扱うとすれば、「クール」よりは「ケール」の方がよほど良いです。
*「クール」という発音は絶対に避けてください。
鼻母音について
以下の2つを大事にしてください。
*Nつまり「ン」が発音されない事
*鼻母音としての鼻腔を通した響きがきっちり聞こえること、
私が教える範囲では、鼻母音にNを付ける方は少なく苦労はないのです。
ただし、ほとんどの方が鼻母音として聞こえず、ふつうの母音に聞こえてしまう傾向があります。
鼻腔を響きが通る意識を明快に持ってください。
*長母音化することが多い点も知っておく必要があります。
単語語尾のEのあいまい母音について
厳しく指摘しないと、エと発音する方が多いですね。
もっとあいまいに、日本語的発音のウに近い感じです。
欧米語の唇を突き出した深いウより少し浅い感じです。
Image=×イマージェ 〇イマージュ
Mirage=×ミラージュ 〇ミラージュ