女性でも男性でもト音記号で言えば真ん中のシ♭前後で、小さな声の切り替わりが生じます。
このため、この音域を通過する際に、声が響きにくかったり音程が♭になる傾向が出ます。
このような換声点をまたぐフレーズを歌う際には、下降形フレーズであれば上側の声区の響きを変えないこと。
特に女性の場合は5点Fより上から、4点h以下の音域に降りる際に要注意です。
大体が、5点Cより下に降りるときに声の換声が生じるからです。
逆に上向形であれば、なるべく下側の響きを継続させること点ですが、これも地声状態の発声は論外です。
正しくミックスされた響きで音程の乗った中低音の発声が出来ていれば、という条件があっての上です。