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昨晩はスタジオの発表会でした。
第一部と第二部と分け、一部はいつものソロコンサート。
そして、第二部をモーツアルトの「フィガロの結婚」からデュエットやトリオなどの面白い場面を
ピックアップして40分に仕立て直したステージとしました。
こういう構成や演出も、久しぶりで、練習時間も非常に限られた中、どうなるか心配でしたが、
どうにかなりました(汗)
でも、この仕事をして一番満足なのは、演奏会が終わって、一人機材を片付けていると、
背中越しに聞こえてくる、生徒たちとその家族との楽しそうな会話の切れはしなのです。
ああ、みんな楽しんでくれたのだな、楽しんでるのだな、ああ、やはりやって良かった・・と思う瞬間です。
この仕事では私は裏方です。
皆さんがどれだけ自分で考えて、積極的に演技したり歌ったり出来るようになるか?
私はそのガイドを指し示すだけです。
ステージでプレイするのは、誰にも助けてもらえない、皆さん一人ひとりのパワーですから。
育てた人たちの歌が上手くなったり、積極的に演技している姿を見ると、本当に苦労した甲斐があった、と
気持ちが豊かになります。
苦労が吹き飛びます。
歌っていいな、音楽っていいな、と50過ぎても、いやむしろあの音楽を志した20歳の頃よりずっとずっと強く思うようになりました。