オリオン座の星野写真
三崎、岩堂山から昇ってくるオリオン座。

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冬の夜空を代表する星座、といえば、このオリオンです。
これが東に昇ってくる様は、圧巻です。

巨人オリオンが遠くからのっしのっしと歩いてやって来るような気がします。

撮影は三浦半島南端の岩堂山というところです。山を越えると直ぐに海があります。
海があるから、南側は空が暗いため、撮影が出来るのです。

現地では、オリオンは実際このように見えますが、その他の小さい星々は、こんなにたくさん見えません。
でも、15年くらい前に岩手県の盛岡近郊の山に行った時、これくらい見た経験があります。
星明かり、という言葉が本当に意味があるんだ、と実感した唯一無二の経験でした・・・

この星空写真を撮る趣味は、2004年、親父が9月になくなった年の夏からだったので、良く覚えています。

それ以来、この撮影は、いつも単独でした。

さびしくないですか?と言われますが、当り前でさびしいに決まってます!と答えています。
でも、さびしい時間を数時間過ごすと、頭の中が徐々に透明になって行くのです。

暗い空に星が点々と瞬いているのを飽かず眺めていると、不思議と孤独感が消えて、星の光が何か生き物のように思えてくるから不思議です。