私は長年フランス歌曲を勉強してきましたが、5年くらい前からようやく日本歌曲を勉強し始めました。
理由は、フランス歌曲で追及して来た「語感」というものを、日本語の歌でも発揮できるか?いや出来るだろう、ということを試してみたかった。
結果的に、正しい評価はどうか?わかりませんが、フランス歌曲でやって来たことを活かせている、と思っています。
しかし、よく考えてみれば(考えなくても!)ふつうは、日本歌曲から入って、その後外国語の曲を勉強するのが正道ではないか?
と思うわけです。
もう来年還暦ですから、こういう考え方は今更遅いわけですが(笑)
なんとか正道に戻れた、という安ど感に浸っています。自己満足ですが(笑)
12月5日に大学時代の同級生と小さなサロンコンサートをやります。山田耕筰の歌曲とフォーレの歌曲を歌います。
仲間が歌った中田喜直の歌曲も、とても良かった。
メロディと言葉がシンクロして聴ける、という歌として単純で当たり前のことに改めて感動を覚えています。