子供の頃に聴いたブレンダ・リーの歌を改めて聞くと、歌詞があってのメロディの意味があることが良くわかる。
そういうタイプの歌かもしれないが、歌詞とメロディで出来上がる世界というものの素晴らしさは、語りつくせない深いものがあると思う。
こういう歌を聴いて詩が分からなくても楽しめる、というのはまだ幼いのだと思う。
あるいは歌詞が表している心の痛みが、分からないのだろうか。
作品の理解には、充分な人生経験が必要なのだ。
The end of the world 歌:ブレンダ・リー
https://youtu.be/qvYXwHXF7to
なぜ、ブレンダ・リーがいいかというと、単に子供の頃に家にあったレコードがブレンダ・リーだったから。
家のステレオで、レコードプレイヤーにLP盤を乗せて針を落として聴くという行為が、小学生の子供にとって、一瞬大人になれたような格別な気持ちにさせてくれたことを思い出す。
話変わって、ポール・アンカといえば、兄貴分のフランク・シナトラのために、フランスのシャンソンの歌詞を書き直して提供した「マイ・ウェイ」が有名。
この元歌のシャンソン、探したら出て来た。
https://youtu.be/bMoY5rNBjwk
歌詞はこちら、こちらは元歌の歌詞とマイウェイの歌詞両方があります。
http://ameblo.jp/mlle-pen/entry-11361014318.html
同じメロディで真逆な意味が歌えてしまう、不思議な歌の例だ。
我々はフランク・シナトラの歌で慣れ親しんでいるので、シャンソンの少し哀れな男の歌にはどうも馴染めないが、フランス文化の持つ深みを感じさせてられる気がする。