そういえば、子供のころ「ローハイド」というアメリカの西部劇テレビドラマがあって、料理人?のウィッシュボーンが作るビーンズが美味しそうだったのを思い出しました。ララミー牧場も懐かしいな。
いずれもコーヒーを飲むシーンがふんだんにありました。
その後ぼくたちも大学生になる70年代初頭に「アメリカン」というスタイルのコーヒーが流行りましたね。
今考えれば美味しくも何ともない代物だったけど、その「アメリカン」という音の響きとバックボーンに惚れて、さてん(喫茶店)に行くと「アメリカン!」と注文したものだった。(笑)
その後ぼくはアメリカではなく、ヨーロッパに勉強に行くことになって、アメリカンとは正反対のコーヒーを飲み、本当に目からうろこが落ちる思いをして以来、薄いコーヒーは駄目、コーヒーではないと堅く信じるようになりました。
例えば粗引きでコーヒーを入れると、水のまずさが際立ってしまうと思います。
ましてコーヒーをお湯で割るなんざ邪道もいいところ。
私は決してエスプレッソが絶対とも思いませんが、コーヒーにはコーヒーの適正な濃度がある、と堅く信じています。これだけは、私が絶対に譲れない、ことの一つです。