この時代の一連の小椋さんのメロディには、どことなく喪失感みたいなものが感じられる。
自分だけが勝手に思っているだけだけど、どうしてもそういう気がしてならない。
結婚してパリに行った時も、小椋佳さんのカセットだけは肌身離さず、と言っては大げさだけど
持って行った。
パリに行った希望や夢よりも、訳のわからない喪失感みたいなものにさいなまれていたからだろう。
ご立派な日本歌曲より、小椋佳さんの小さなメロディの方がよほど歌いたいなと思っている。
これは星勝さんのメロディだけどいい。これも日本歌曲の代わりに歌いたいくらいだ。