ようやく11月29日の発表会も終わり、ほっと一息ついたところです。
実はその次の日曜日も、地元で教えている女声コーラスが参加した区の合唱祭の仕事があって、月曜日の仕事があって、ようやく火曜日お休み、というしだいでした。
この本番前は、前回も書いたとおり、身体の事でひと悶着あってまったく生きた心地がせず、どうなることか!という状態でした。
何ほどのことでもなかったようですが、もう若い身体ではないな、無理はしないように、ストレスもほどほどに、と考えないといけないのでしょう。
無理をしないのが一番と思いますが、気を使ってばかりもいけないし、難しいですね。
さて、発表会ではいろいろ思うことがありました。
生徒の声のこととしては、もっと良く響く声、の作り方。
ピアノのことでは、同じく、もっとしっかり響くピアノの音。
この2つの大きな響き、ということは、容積の大きな小屋だと、さすがに実感します。
客席の一番後ろまできちんと通ってくる声、聞こえるけれど、インパクトには欠けてしまう声。
逆に、声がインパクトに欠けても、音楽として通ってくる種類の音楽もあるし、声やピアノの音響的な強さがないと音楽が存在しにくい曲もあります。
いずれにしても、大は小を兼ねること、も半面は真理だと思います。
楽器としての声。
難しさと面白さを、以前に増して感じられた発表会でした。
そうそう、ドビュッシーの弦楽四重奏を演奏してもらって、久しぶりの弦の音に啓発されるものがありました。
まさに松脂飛び散る音とはこういうものか!というくらい新鮮で豊かな響きを堪能させてもらいました。
それも、単に響きではなく、演奏として音楽として、作りこまれていたからこそ、感じられることだったのだと思います。
また、ぜひ機会があれば、お願いしたいなと思いました。
発表会無事終了
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