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私は、大体朝は遅くまで寝て。ゆっくり起きて、カフェオレを飲んで、ネット見て昼飯。
それから、午後は散歩や近所の買い物、というパターンが多いです。
後は、夜の天気予報が良くて新月の時期でしたら、天体写真の撮影に行きます。
撮影に行くところは、大体決まっておりまして、三浦市の六合という場所です。
大根畑の連なる緩やかな丘陵地帯の中の畑脇の農道、という具合。
すぐ目の前、南側に岩堂山という小さな丘があって、その向こう数キロ先はもう海なので
南の空は光害がなく、自宅から1時間で着ける場所としては、天体写真撮影がそこそこ楽しめる場所なのです。
25日日曜日も、生徒のキャンセルが続き、1名だけのレッスンだったので、午前中に車に機材を積み込み、夕方から出かけました。
出かける時に一番気をつけることは、機材のチェックです。
もし一つでも忘れると、たったそれだけのために、撮影がおじゃんになるからです。
1時間とはいえ、ドライブして高速代をかけて行って、何も撮れないのは、悲しいですから。
ただ、ドライブ往復の音楽を聴くのも楽しみで、この日は武満徹のそれこそ「オリオン」という管弦楽作品をずっと聴いていました。
チェロ協奏曲の形式で、チェロの男らしい奏法や音質がオリオンのキャラクターを表現しているようでした。
この日は、夜の外気温が、三浦市で5度くらいでしたが、無風に近く、防寒対策をきちんととっていれば、実に快適な夜でした。
撮影途中に見上げた西空のシリウスや、オリオン座、ペテルギウスの赤く不気味にぎらぎらと光る光芒にしばし見とれ、癒しの時間を持つことが出来ました。
何か星から投射された宇宙塵を浴びて、身体が蘇った心地がしました。