アトリエムジカC2004年11月28日

各出演者に対する感想です。

すぎたさんいそがいさん |ふかやさん | わきくろまるさん | みねむらさん |あめくさん | さわださん| 












出演者のみなさん、今日はお疲れ様でした。

今回は発表会というよりも、試演会ということでこじんまりとやりました。出演者以外の生徒さんや身内の方だけのお客様でした。
全体的に皆さん確実に進歩したな、という印象。これは驚くべきものがありました。
お客様からもそのような声を聴きました。
その分、私の仕事としてはもう一歩欲が出て、どうしたら歌を作品を歌手をより良く聴衆に理解してもらえるものに出来るのか?
という課題を与えられた気がしました。


歌の上手い下手もありますが、選曲という問題は単にお勉強というに留まらず、一人の歌い手がその全てを自己表現する素材であるということの重要性を改めて感じました。
好きなものを選ぶことと、自分に合ったもの自分を出せるものをやること、その違いや一致について教えるものも敏感でなければならないし、歌うものがそのことをはっきり意識することも大切だと思いました。
それは技術的なこともありますが、言葉で表せない要素がかなりあります。
技術的に難しくても、技術を乗り越えて歌ってしまう!勇気や意志の力も大切だし、レベル的に易しいものだ、と感じても歌ってみてぱっとしないことがあるものです。


今回は皆さんに曲の解説や朗読をしてもらいました。それがそれぞれの人にとって良かったかどうか?
概ね、上がり性の人には良い結果を与えたように思います。
音楽というのは抽象的な芸術だし、増して外国語の歌を歌うのは、普通にはちょっと敷居が高い感じを与えるものですね。
それを補うと言う面でも、言葉で解説することを組み合わせることで、親しみを感じてもらえると思いました。


私自身もモンポウ1曲とアーンを2曲歌いましたが、時間がなく何だか解説ともいえないくだらない喋りでバタバタとしてしまいましたが、歌っている間だけは鏡のような平らかで澄み切った集中力が得られたのがとても快感でした。


今回、ついつい写真を忘れてしまいましたが、あめくさんとさわださんにメンデルスゾーンの二重唱を歌ってもらいました。
まだ未完成な演奏でしたが、二重唱も美しいものですね。楽しそうに歌ってくれました。
これからも二重唱は多くの皆さんに挑戦してもらいたいと思います。

この試演会は、これからも発表会の合間に腕試しとしてやっていきたいと思います。
そのため、同じ曲を短期間に続けてやる可能性もありますが、それも勉強だと思ってください。
短期間に続けてやることで、1回目に出来なかったこと、課題を次に残して勉強することが出来ると思います。

最後にプログラム兼チラシの製作を買って出てくださったのうじょうさんにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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